松川広海さん(53歳)
埼玉県在住、保険会社勤務でファイナンシャルプランナーの資格を持っている。会社員の夫と大学生の息子と3人暮らし。2018年頃から投資を始めようと自己流でつみたてNISAをはじめ、2019年から9マスメソッドに沿った投資を本格始動。
手探りで始めた投資信託が管理しきれなくなって投資の先生探しをスタート
──投資を始めたきっかけを教えてください。
松川:息子が高校に入ったタイミングで、大学に行かせるための教育資金を少しでも投資で殖やせないかと思ったんです。それで自分なりにいろいろと調べたり、くわしいお友達に聞いたりして、つみたてNISAで投資信託を始めてみたんです。
──銘柄選びはご自身でなさったんですか?
松川:1度、投資信託に関するセミナーを聞きに行って、良さそうだなと思った銘柄をメインに組みました。そのほかの銘柄も100円から積み立てられると知り、選べるだけ選んで20〜30種類ぐらい持っていたんじゃないかなと思います。というのも、当時使っていた証券口座が、20種類ぐらい銘柄を選ぶとポイントが多くもらえるといったキャンペーンをやっていたんです。だけど、たくさん選びすぎたこともあって、後々自分でも把握しきれなくなってしまったんです。これじゃ殖やす以前の問題だと反省して、どなたかにきちんと教えてほしいと考えるようになりました。
──ご自身もファイナンシャルプランナーの資格をお持ちになっていたんですね。
松川:3仕事で資格は取っていたんですが、やはり得意不得意がありますね。私は仕事で必要な保険の分野には強かったんですけど、投資に関してはまったくだったんです。保険は、あくまでも万が一に備えておくものだけど、元気に長生きできた場合の貯蓄や資産運用についてはきちんと投資で準備しておくべきなのかなと考えるようになったんですよね。
川畑先生に学んで投資銘柄の整理と個別株デビュー
──川畑先生の存在を知ったきっかけは?
松川:ネットでいろいろ検索しているうちに、先生の記事を見かけて、まずはメルマガ登録をして読者になりました。毎朝、通勤の電車の中で先生のメルマガを読むことが日課でした。1日のスタートを前向きに切ることができるので毎朝開くのが楽しみでした。それから動画も観て、いよいよ一人で観たり、読んだりするものは見尽くしたというところでファーストコンタクトを取らせていただき、6回完結のレッスンを受講することにしました。
──第一印象は、いかがでしたか?
松川:先生の印象はメルマガや動画の時と変わらず、ハキハキとわかりやすくお話ししてくださる中に優しさが見えて、とにかく頼もしいと思えました。すごく自信を持って教えてくださるので、聞いているだけでも不安がなくなっていくというか、安心感がすごいんですよね。まだ何も始めていない段階で「これなら大丈夫そう、やってみようかな」と思えることが、私にはとてもありがたかったです。SkypeやZoomも先生の講座を受けるために初めて使い始めました。投資以外でもいろんな知識が入ってきて刺激的でしたね!
──もともとやっていた投資はどうされましたか?
松川:レッスンを受けた後、まず着手したのがそこでした。これまでにやっていたことを先生にお話しして、レッスンで使われているのと同じSBI証券の口座を新規でつくって、つみたてNISAではなく、非課税枠が3倍のNISAをスタート。銘柄を見直して5〜6種類ぐらいに整理していただきました。今、いくら投資していて、評価額がいくらぐらいになっているかとか、知りたい情報がわかりやすくなりました。
※つみたてNISAの非課税枠は、年間40万円。NISAは、年間120万円。(2020年4月インタビュー時点)
多くの情報から投資の銘柄を見直し
──先生のメソッドを学んで、新たに始めたこともありますか?
松川:NISAの非課税枠内で毎月一定額を積み立てながらの投資を基本にし、それとは別に、個別株の売買も始めました。銘柄の選び方を教えていただくのに加え、先生がメルマガで「今の時期、この株なんかいいですよ」と勧めてくださったりして、細やかにアフターフォローもしてくださるので助けられています。
──ポートフォリオはどのようになっていますか?
松川:先生の9マスメソッドに沿って、国内外の株式と債券などをバランスよく組み、毎月定額で積み立てています。それから、コロナウイルスの影響で大きく株価が下がったタイミングで「買い」と思えたアメリカの個別株を数種類買ってみました。
9マスメソッドに沿って投資のバランスを
──2020年の春は、コロナショックともいわれる大暴落でしたが、不安はなかったですか?
松川:長年続けて大きな金額を動かしていたら不安もあったかもしれませんが、私は幸か不幸かまだ始めたばかりでした。どちらかというと、投資を始める人にとっては不幸中の幸いというタイミングだったのかもしれません。
──前向きに捉えたんですね。
松川:株も債券も下がっているということは、ある意味バーゲンセールのような状態なので、定額で積み立てる上では、同じ金額でもたくさん買えるということですよね。それが後々成長すれば大きく花開くということです。個別株に関しても、普段だったら高すぎて買えないような銘柄もそういう時期だったからこそ少しだけ買ってみて、株を買う・所有するという挑戦や体験がしやすかったです。
教育資金という問題が解決できたら、次は老後資金の準備へ
──投資の見直しをされて以降、振り返っていかがですか?
松川:息子が高校に入学して、大学の教育資金をと最初にお話ししましたが、実際に投資できた期間は約1年半でしたので、そう大きくリターンがあったわけではないんです。しかし、つみたてNISAの非課税枠ギリギリまで投資をしたので、1年半で60万強かと思いますが、3万円ぐらい利益が出ていたんです。預貯金の利子でここまで上がることはまずないですよね。投資を始めて本当に良かったと思いました。
──もし、反省点やこれから始める人にアドバイスがあれば教えてください。
松川:やって良かったと同時に、やはり投資は早く始めた者勝ちだと実感しました(笑)。これから検討される方は、お子さんが小さい頃からお金も一緒に成長させるといいと思います。児童手当を投資に充てるも良し、とにかく投資をする習慣をつくっておくことがとても大事です。
子育てと同じように、じっくり投資も育てていく
──これからの投資計画や目標はいかがですか?
松川:息子も無事に大学に入学したのですが、卒業までは後数年ありますので、投資は続けていきます。預貯金しておくだけではもったいないということを実感したので、できるだけNISAの非課税枠の年間上限金額である120万円に近づけるように月々の積み立てと個別株を動かしていきたいです。3年後には、120万円×3年分で少し殖えて400万ぐらいになってくれたらいいなぁと願っています。息子が社会人になったら、自分たちの老後資金にシフトして、できればこれからの10〜15年で夫婦で2,000万円ぐらいは投資で育てていけたらと思います。
資産運用を始めて、本業の幅も広がり、ライフプランナーとしての経験値もアップ
──1度始めてみると、次の目標がどんどん生まれますね。
松川:そうですね。仕事の面でもアプローチが変わってきたなと感じています。もちろん、これまで通りの自社の保険商品を紹介するという基本は変わらないのですが、保険はあくまでも万が一のことが起きた場合のリスクヘッジです。特にトラブルがなく、家族みんなが健康で穏やかに暮らしている場合、家計の基本は預貯金です。ここを投資という手段もうまく活用しながら、普段の暮らしを豊かにしていくこともお客さまにお勧めしています。
──投資を教える側になられたんですね!
松川:あくまでも入口の部分だけですけどね(笑)。私もまだまだ川畑先生から学んでいる一生徒に過ぎません。でも、保険のお話をするということは、その方またはご家族のライフプランについてアドバイスするということです。いざという時の保険プラス、万が一が起きなかった場合の備えについてもお話しできれば、お客さまにとってより頼もしいパートナーになれるのではないかと思って、勉強を続けています。
──お客さまからの反応はいかがですか?
松川:やっぱり皆さん、興味津々ですね。というのも私たちライフプランナーは、保険のご提案をするにあたって、ある程度はお客さまの収入や家計についても把握しています。その上で現実的な範囲で「毎月こういう投資もしておくといいですよ」とお伝えをしているので皆さんイメージしやすいんだと思います。私自身もそうでしたが、「新しい知識が入ってくるのも楽しいし、実際に始めて見て、それがまた経験になっていくということもうれしいですよね。私自身もライフプランニングという仕事のレベルが上がり、自分の経験談がお客さまのためになって、お若い方が怖がらずに投資に挑戦する背中を押せるなんてありがたい仕事だと思っています。
学ぶほどライフプランニングのレベルもあがった
──投資を始めて、家計にも仕事にもいい影響があったんですね。
松川:本当にそうなんです。川畑先生に出会ったおかげですね。実は、川畑先生って、投資の知識だけじゃなくて、個人事業主としてのご経験からなのか、営業スキルに関してもすごくいいアドバイスをくださったりするんです。あくまでも専門は投資という柱がありながら、私たちのような縁あった生徒への愛情が深いんだなとひしひしと感じています。先生にアドバイスいただいたことで仕事でも参考にできることって本当に多いんです。投資は、まだ始めたばかりですが、短期間でも「やってよかった」と思うリターンもあり、昨今のコロナショックでも多くの学びがあります。経験すること全てが糧となり、お客さまに投資の素晴らしさや心構えを伝えていくことができます。
──これからは先生から学んだことをたくさんの人に伝えていかれるんですね。
松川:お客さまや自分の息子には伝えていきたいと思っています。日本って、小さい頃からお金の流れや仕組みを学ぶ機会が少ないですよね。家族の誰かや身近な人が教えてくれないとなかなか触れる場面もないと思うんです。でも、すごく大事なことですよね。ただでさえ、これからの若い人たちって、少子高齢化社会でいろんな負担を背負うことになりますよね。でも、お金で苦労しない人生が歩めれば、他のやるべきことややりたいことに時間やエネルギーが使えて、自由度が増すと思うんですよ。だから、選ぼうと思えばそちら側に行ける知識や選択肢だけは伝えて、若い方々により豊かな人生を歩んでほしいと願っています。それもこれも川畑先生から私が教えていただいたことなので本当に感謝してもしきれません!