■クレヨンしんちゃんの家庭が憧れ?
1990年代私が社会人になった頃に始まった「クレヨンしんちゃん」。
バブル崩壊で景気は悪くなっていきましたが、まだまだ、バブルの余韻はありました。
30代で庭付き一戸建てをローンで買いマイカーも持て
専業主婦の奥さんと子ども2人、犬1匹も飼っている。
当時は「普通」の家庭が今の30代には「理想の家庭」だという記事を読みました。
・ひろしは凄い!「野原家」に憧れの家族像を見るアラサー世代
http://bit.ly/2kfE6Nm
クレヨンしんちゃんの時代から比べると日本経済が縮小しているということです。
もちろん、すべての家計が野原家よりも貧しいわけではありませんが
そう感じている人が多いのは悲しいことです。
もっと日本が元気になって欲しい。
私は、そんな思いもあって日本企業に投資をしています。
投資=お金儲け
そう思っている方は、多いのです。
私はたくさんの方にお金の相談をいただきますが
とにかくお金を儲けたい一心で投資をしていると投資で失敗するケースを見ることがあります。
株価が上がって人気になった銘柄を高値掴みで購入していたり、
急落して怖くなってしまい損を確定したりしてしまうのです。
どうして、その銘柄を選んだのか?
その企業の何が気に入って購入したのか。
最初に投資した理由があるはずです。
お金を儲けたいという理由だけで投資をしてしまうと
冷静な考えができなくなってしまうのです。
私は、これからの世代もクレヨンしんちゃんの野原家くらいの生活が
十分にできるような経済であって欲しいと思っています。
■収入が減っても子ども費用は減らせない?
あなたは、何のために貯蓄をしていますか?
貯蓄するのは、一括で購入できない高額なもののために、確保するものです。
例えば教育費。
2012年頃に書いたメルマガのバックナンバーでも書いているのですが
↓
http://bit.ly/1N2o92S
リーマンショックで収入が減少しても子どものための支出は減らせないと言う内容です。
収入が減ることもあるのですから必要な資金は、予め貯めておく必要があります。
マイホーム、教育費、老後資金は人生の中でも高額ですぐに貯めることができない人生の3大支出と言われています。
教育費や老後資金は、年齢から必要になる時期がある程度決まっています。
なので、早くから準備することです。
投資を活用して少ない金額で効率良く貯めるには、10年くらいの時間の余裕を持つことが大切です。
投資で必ず増やすには、時間が必要なのです。
「2年後の大学資金を投資で貯めたい」
と、ご相談いただくことがありますが残念ながら、2年という短期間だと取れるリスクは、少なくなります。
良くても1%のリターンくらいです。
投資を取り入れるのでしたら10年20年先の資金を考えておく必要があります。
■シングルでもWインカムになる方法とは?
投資を始めた方に「お金が働く」ってスゴイことなんですね。と、感想をいただきました。
彼女は、シングルなのでご自身の労働収入だけなのは、不安があったそうです。
病気をしたら? 事故にあったら?
保険にも加入しているけれど心配は拭えなかったそうです。
ですが、少ない収入の中から1万円に満たない金額を投資しただけで倍くらいにお金が増えました。
投資を始めた時期も良かったのですが「お金が働く」ことが、こんなにも頼もしいとは、想像できなかったと話してくれました。
シングルでもWインカムですよね!
もちろん、元手が少ないので労働収入ほどではありませんが
お金が増えると安心できますし心が安定します。
さらに良かったのは、節約に励むようになったこと。
仕事のストレスで買い物していたのが変わったと言います。
無駄使いするのでしたら、投資に1円でも多く回そうと考えるようになったそうです。
私もそうだったのですが、投資をはじめて利益がでてくると節約が上手になります。
最初の1年は、月に2万円しか投資できなかったのが、翌年には毎月5万円投資に回せるように変わりました。
我が家は共働きなのでWインカムですがお金も働いてくれるので
「トリプルインカム」ですね!
今は株価が乱高下していますが投資信託の積立でしたら、激しい上下がお金を増やしてくれます。
投資信託の積立を投資にベースに株式投資も取り入れるとお金が貯まるスピードが増します.
■還暦の方の4人に1人が100万円未満?
60歳の還暦の方の4人に1人が100万円未満の貯蓄額と
プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命のアンケートで明らかになりました。
今年還暦を迎える1959年生まれの方2000人に対して行ったアンケートです。
・還暦人の貯蓄額 平均2,956万円
一方4人に1人が「100万円未満」
アンケートをよく読むと、平均貯蓄額は231万円上昇しているのに対し
100万円未満の方は、4.1ポイント上昇しています。
つまり貧富の差が激しいということです。
100万円未満の方が多いからと安心しては、ダメですよ!
今からでも間に合います。
しっかりと、貯蓄していきましょう。
貯蓄の基本は、貯蓄用の口座をつくることです。
できれば、積立定期ができる口座が良いですね。
毎月一定額引き落としが一番貯まりやすいです。
積立定期ができなくてもお給料日に、生活用の口座から
貯金したい金額を引き出して、すぐに貯蓄用の口座に入金しましょう。
この習慣を付けてくださいね。
以前、独身の男性のクライアントに子どもができると約4万円支出が増えるので
「毎月4万円を貯金できるように頑張りましょう」
と、アドバイスして3万円の貯金と1万円の投資をはじめて貰いました。
1年くらいして、お金が貯まった報告と結婚が決まったことも、知らせてくれました。
貯金できる人は、パートナーも見つかりやすいです。
60歳の方の4人に1人が貯蓄額100万円未満というのは、個人的に、かなりビックリです。
私は仕事をはじめてから1年で貯蓄額は100万円を、きったことはありませんでした。
お金がなくて不安にならないのかなと思います。
■ゼロに何をかけてもゼロ、それを意識していますか?
投資を始める前に、貯蓄額や収支についてを伺うと
「ほとんど貯金もありません。収入もないので、収支もだせません」
と、答える方がいます。
調べるのが面倒な場合でしたら、いいのですが
そもそも、お金がない人は、投資はできません。
だって、増やすための「タネ金」がなければ増やせません。
投資は、労働収入と違って「ゼロ」から増やすことはできません。
掛け算を思い出してください。ゼロに何をかけてもゼロですよね。
なので、貯金がなくて、収支もわからない人はそもそも投資はできません。
投資をするのに、どうして貯金が必要なのか?
ポートフォリオを考えるときに「無リスク資産」がある程度あることが前提になっているからです。
この無リスク資産が「預貯金」になるわけです。
株や投資信託は、価格の上下があるからお金を増やすことができます。
安く買って高く売れば儲かるからです。
つまり、プラスとマイナスになってしまう時期が必ずあるのです。
ずっとプラスで推移することはありません。
マイナスになった時に、病気やケガで労働収入が途絶えてしまったら損を確定して使うしかありません。
なので、どんな経済状況でも価格の変動がない「預貯金」が一定額あることが投資を始める前提条件なのです。