■あなたは、投資情報をどこで得ていますか?
雑誌やインターネットの記事なども多いと思いますが
最近では、TwitterやYouTubeを参考にしている方も多いようですね。
コロナショック後には「投資系ユーチューバー」などと呼ばれる方も登場しています。
ただし情報は、注意をして見る必要があります。
情報を鵜呑みにするのではなく、ご自身でも調べることです。
それは大前提です。
おススメ銘柄を教えてくれたとしてもどうしてなのか根拠を自分でも調べることです。
また、相場の予測を読む場合ですが
「時間軸」も考えてください。
この人は、短期的な予想を話しているのか?
それとも長期的な予想なのか?
ほとんどの情報に時間軸が提示されていません。
なぜ時間軸を提示していないのかというと時間軸を提示しなければ、
「いつかは当たる」ということです。
某証券会社が2017年に「日経平均が3万円に上昇する」と見通しを発表しましたが
今年の2月にやっと達成しました。
これも時間軸を提示していないから当たったと言えるのです。
カリスマ投資家の高い的中率も同じようなものなのです。
そうやって時間軸を考えて情報を見ていくと、ほとんどの予想が「短期」の予想です。
それはもちろん、当たり前と言えば当たり前なのです。
長期の予想は、誰もわからないのですから、短期的な予想になってしまうのです。
投資に時間という概念を、外して考えることはできません。
氾濫する投資情報を鵜呑みにせず、「時間」というフィルターを通して見てください。
ちなみに、情報をとるという行動は投資への不安を解消したいという心理からとる行動ですねよね。
■不安が消えない人は、お金持ちになれない理由
今現在、コロナ禍で夫や妻の給料が激減して世帯年収がダウンしてしまった方もいると思います。
将来がとても不安ですよね。
それでも「ネガティブ思考」に陥らないことが大事です。
収入が減って
「こんなはずじゃなかった、どうしよう……」
と、ネガティブなつぶやきを吐き続けていると
心がネガティブな感情でいっぱいになってしまいます。
その状態のままでは、さらにネガティブな選択をしてしますがちです。
収入が減ってしまいネガティブな感情で無理のある節約をして
さらにストレスを貯めこんでしまい結局リバウンドしてしまったり
家族にやつあたりして、お金だけでなく心も無駄使いしてしまうのです。
まずは、こういうご時世だから、しかたないと、今の状況を受け止めてください。
そして、心に余裕を持った状態を作ってから
家計管理に取り組みましょう。
節約のコツは、固定費からです。
見直しのポイントは、通信費や保険料、電気の契約などから始めてくださいね。
また、投資をするのなら尚更ポジティブな感情を保つことです。
保有している資産がマイナスになってネガティブな感情になってしまうと
損を確定することになり兼ねません。
投資は、安い時に買って、高い時に売ると利益が最大限になります。
ですが、安い時というのは、株価が大暴落してドンドン下がり続ける時ですから
心理的には、怖くて買えないのです。
逆に高い時というのは、ドンドン株価が上がって
保有している銘柄が上がっていくので売却するのは、
もったいないと思ってしまうのです。
ポジティブな感情でいないと判断を間違えてしまうのです。
気持ちの余裕を持って物事を考えること。
ネガティブな感情で焦って慌てていると貧乏体質から抜け出すことができません。
■焦る人ほどリスクを取りに行く
ちなみに、こちらの無料オンラインスクール
『世界一簡単な長期投資オンラインスクール』
https://bit.ly/3m2vtkn
この動画に対する質問を受けているのですが
お金が少ない・早く増やさなければと考える人の期待リターンは
30~40%と思っているようです。
先日も「5年で300万円を1500万円に増やしたい」
という、ご質問をいただきました。
昨日も紹介した下記の資料を見てみましょう。
公益財団法人 生命保険文化センターの
「令和元年度 生活保障に関する調査《速報版》」
https://bit.ly/3ntDgJf
万が一の時や老後資金の準備について、どのくらいリスクを取れるのかを、
下記のように質問しています。
A:
損失する可能性があっても高い利益を追求したい
B:
損失する可能性があるなら利益が低くても
安全な方がよい
結果は、圧倒的にBが多く83.8%でした。
Aと回答した方は、10%です。
期待リターンを30~40%と考える方のご質問も10人に1人くらいですから、上記調査と同等ですね。
私は「使えるお金」にしておくことを強く意識していますので安全性も考慮した投資を考えています。
安全性も考慮するとリターンは10%程度になります。
「お金が少ない・早く増やさなければ」
と、考えるほどリスクを考慮できなくなっているようです。
でも、少し考えて欲しいのです。
お金は、使うためにあるものです。
しかも無駄使いをするのではなく本当に使いたいことに、使うものです。
それには、計算されたリスクを取ることです。
投資は、自己責任ですから人に勧められて購入したとしても勧めた人には、責任はないのです。
時間をかければ、大きなリスクを負わず確実にお金を増やすことは可能です。
リスクの計算をすることも投資を家計に取り入れるには、必要なことです。
そこでおすすめなのが「投資シナリオを作る!」ということです。
■投資シナリオを作る!
私は、投資をはじめる前にお客様の「夢」や何のために投資するのか・したいのかを私は必ず伺います。
それは投資する前に「シナリオ」をつくることで失敗を避けることができるからです。
投資には、「これが一番いい!」という明確な答えはありません。
投資家のリスク容認度も違いますし株式投資の場合長期と言っても、
10年保有するのか2~3年保有するのでも選ぶ銘柄が変わってきます。
「お金は使うためにあるもの」ですから何に使いたいのか、
明確にすることで投資シナリオも変わってきます。
なんとなく、投資をするのは失敗のもとです。
投資信託でも株でも購入したら終わりではなく
購入してからが「始まり」なのです。
特に難しいのは「利益確定のタイミング」です。
想定していた利益水準まで、株価が上昇して
その勢いが強い時は
「まだ上がるかも!」
と、期待して売れなかったりするものです。
私も、過去何度も小さくですが失敗しています。
利益確定は、難しいのです。
投資シナリオを作っていないということは、地図を持たずに、目的地を探すようなものです。
シナリオと言っても、最初はなかなか精密には作れません。
ですが、手書きの地図でも「無いよりはあったほうがいい」ように簡単なシナリオでも、無いよりは、ずっといいのです。
投資をはじめたら、完全なほったらかしはでまきません。
特に株式投資は、決算短信を見たり、四季報でチェックする力をつけることで
より精密なシナリオを作ることができるようになります。