こんにちは、川畑です。
投資商品の選び方を教えていると「数値が〇くらい」だったら良いとか、具体的に教えて欲しいと言われることがあります。
預貯金とは違い、価格が一定でない投資商品は、価格が〇円だったら安いとかリターンが〇%だったら良いとか中々具体的に言うことができません。
同じような金融商品と比較して数値が良いから良いとか、このような経済状態で、、
これだけリターンがあるから良いなど置かれている状況を見て、判断するしかありません。
「これだけ見ればOK」みたいな事ではないのです。
投資する前のファーストステップとは?
明確な数値がないので「経験則」も必要なのです。
なので、勉強しただけでは身に付かず、少額でよいので、少しずつ投資のお金の動きに慣れていくことが必要になります。
そして投資の勉強をしながら細心の注意を払ったとしても「含み損」を抱えていまうことは必ずあります。
含み損とは、現在価格で損失がでていることで売却して「損を確定」しない限り実質的な「損」にはなりません。
ですが、連日株価が下がり、どんどん含み損が増えていくと、どうしても心が折れてしまうのです。
心が折れてしまうということは、リスクを取り過ぎたということ。
投資に対する心の準備ができないままリターンを期待して、リスクを取ってしまったのです。
上手に投資をするには、知識に加え心の準備や慣れが必要になります。
そして、どのくらいの含み損に耐えられるのか自分の「リスク容認度」を見極めることです。
自分がどれくらいまでなら損失を許容できるのかは、人によって様々です。
大きくリターンを得られるものは、大きなリスクもあるということです。
なので、投資で失敗しないためにも現状の家計の状態と資産の状況、未来に使うお金の予定が必要になるのです。
いつでも投資のヒントをストックしておこう!
服のレンタルと言えば、成人式や卒業式の着物や謝恩会のドレスなどでしたが、
最近は、服を買わずにレンタルしている方が増えたきたようです。
・服を買わずに「借りる人」が急増している事情
http://bit.ly/2DIlKeL
9800円や5800円で借り放題。
年収300万円でしたら、9800円は家計的にはオーバーです。
5800円は、ギリギリOKなラインでしょうか。
オシャレを楽しむ人は、レンタルの方が服を捨てなくてよいのかもしれませんね。
ネットで探すとすぐに体験記もでてきました。
車だけでなく、服もシェアの時代なんですね。
共感するとか・しないとかは、別問題で今後シェアリングは進むと考えられます。
・お給料が右肩上がりにあがらない
・モノを所有することにステイタスを感じない
・常に違う体験ができる
このように、社会が変化しているということです。
最近の経済ニュースでよく見るキーワードがあります。
「月額定額制のサブスクリプションサービス」
飲食店の月額定額で食べ放題サービスや映画やアニメ、本や雑誌、オフィス家具なども。
キリンビールは、月額制ビールで売上が伸びました。
車は、先進国を中心にシェアリングにシフトしています。
日本の大手企業は、ほとんどが「モノ作り」
モノを所有することから、シェアする文化へいち早く取り入れた企業が今後生き残るのかもしれませんね。
このように、投資のヒントをストックしておきましょう。
なぜ買物をするのか、その心理をご存じですか?
買い物って、どんな心理で行動しているか考えたことありますか?
期待している価値よりも価格が安いと感じた時にモノやサービスを購入するのです。
例えば1万5000円のお寿司を食べて「他の店で食べれば2、3万円はするよね~」と、感じれば何度もその店に行きますよね。
価値を感じるからお金を払うのです。
その「価値」は、人によって感じ方が違うのですが、ある程度、傾向はあるのです。
常々話していますが、「お金は使うため」にあるものです。
何も考えずにお金を使っていると「本当に使いたいこと」にお金が使えません。
お金を使う=価値を買う
ことですから、あなたの価値観の方向性を知ることで、「本当に使いたいこと」が見えてくるのです。
その価値観の傾向を知るのに私は、エニアグラムという性格診断を活用しています。
エニアグラムとは、ギリシャ語で「9の図」という意味です。
この図形をシンボルとして発展した性格タイプ論のことを言います。
自分の生まれ持った性格、本来の自分らしさを知り、相手の性格を知ることで、
コミュニケーションを円滑にする性格タイプ論で、ソニーやトヨタなどの大企業も取り入れています。
つまりエニアグラムという性格判断をすると
あなたが何に「価値」を感じていいるのか
傾向が見えるのです。
あなたが、どんなことで喜び
どんなことで悲しみ、どんなことで共感し、
あるいは逆にどんな事に反感を持つのか?
どういう風な不安や悩みを持っているのか?
どんな考え方をしているのか?
潜在的に何を恐れているのか?
どういう風になる事を望んでいるのか?
本当に、あなたがお金を使いたい事を知るのにエニアグラムは最適なのです。
本当に使いたいことが分かれば「浪費」と「投資」の区別がつきます。
どんな経済状況でも使えるお金はありますか?
お金を減らさず増やすには、資産配分が大事です。
資産配分のことをポートフォリオともいいますね。
具体的には、複数の金融商品を組み合わせて保有することです。
資産をこれから築いていく方には、投資信託を活用した資産配分をおススメしています。
拙書「9マス分散式ではじめる積立投資信託」で
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ご紹介した通りです。
ですが、資産がある程度できたら投資信託だけでなく、現物の債券なども活用できるといいですね。
私たちにもっとも身近な債券は「個人向け国債」ですね。
毎月発行されていて、元本や利子の支払いは国が責任を持っていますので非常に安全性は高いです。
経済的に要因で金利が上昇しても元本部分の価格が変動しません。
逆に金利が下がった場合でも、最低金利保証が設定されています。
国債の他、個人向けの社債も数は少ないですが発行されています。
ただし、個人向けの社債は100万円単位が多いのである程度資産のある方向けです。
なので、1000万円以上資産があるのでしたら投資信託だけでなく
現物の株式や社債に資産を配分することも考えておくといいですね。
株や株式に投資する投資信託の場合、景気循環によっては、まったく使えないお金になってしまいます。
含み損を抱えてしまい、現金化すると損をしてしまうので景気後退期には使えません。
このような時に、債券を保有していたら?
債券の場合、満期を待たずに売却すると目減りしてしまうのですが、
含み損を抱えた現物株よりも、はるかに目減りは少ないのです。
お金は使うためにあるものです。
どんな経済状況の時でも、使えるお金になるように、資産配分すること。
それが大事なのです。