投資のヒント

終身雇用の崩壊で上がりにくい給与収入の対策は?

■終身雇用の崩壊で、考えるお金のこと?

あなたは、未来の日本について考えることは、ありますか?

高齢化が進む日本の定年は、伸びる傾向にあります。

先日のメルマガにも書きました。

・「波平指数」ってご存じですか?
https://bit.ly/3kjyoDT

75歳が定年と、働く期間が長くなるのと高齢化で長時間労働が厳しくなりますので
労働時間は、短くなると予測できます。

その兆候は、既に現れていて、みずほ銀行は、週休3~4日制を導入すると発表しています。

この場合、週休3日を選ぶと、それに応じて給料も減ります。

労働時間が短くなって、給料も減るとなれば副業をする方も増えていくでしょう。

特にコロナ禍で打撃を受けた企業ほど人件費削減のため、時短・副業解禁が進むと考えられます。

そうなると、何が変わるのか?
考えてみてください。

いままで日本の雇用は「終身雇用」でした。

この終身雇用は、今後なくなっていくと考えられます。

終身雇用では、新卒社員を企業が定年まで拘束する代わりに企業が社員の生活を守る責任がありました。

会社の寮や家賃保証、退職金制度、福利厚生などです。

時短・副業解禁が進むと1企業が社員の生活を守る責任も軽くなると考えられます。

既に社員寮は、リーマンショック以降、あまり見かけなくなりました。

コロナ禍で時短や週休3~4日が進むと退職金も福利厚生もなくなると考えられます。

健康維持のための福利厚生は、個人でやるものにかわり、
副業をするならば、退職金の制度もなくなり自分で退職金を準備するしかありません。

個人でお金の計画やお金の知識を仕入れる必要がでてきます。

副業したら税金も自分で納めますし収入の一部を退職金用に自分で運用する必要性がでてきます。

もっとも、いままで会社に任せていた税制は自分で申告することによって
必要経費が計上できるので悪いことばかりでは、ありません。

近い将来、もっとお金の知識が必要になってくる時代になりそうです。

そしてお金を増やす選択肢として投資を行うことをおすすめしています。

■上がりにくい給与収入の対策は?

なぜ投資、資産運用が必要なのか?

私は一番の理由は、上がりにくい給与収入を挙げます。

来年から、企業に「70歳まで働く機会の確保」の努力義務化が適用されます。

若い世代がいないのですから、高齢者も働いてもらわないと社会が回りません。

ただ雇用が長くなると、全体的な昇給は少なくなっていくと考えられます。

また、高齢者に長時間労働は、厳しいですから全体的に勤務時間が少なくなって年収は、下がっていくと予測できます。

給与収入が上がらないのでしたらお金にも働いてもらうか
勤務時間が短くなった分、副業をする等が考えられるからです。

私は、両方やった方が良いと思います。

副業よりも、始めやすい資産運用から始めると良いでしょう。

そのために、まずすべきは、家計にある資産を洗い出すことです。

銀行口座にあるお金、貯蓄性のある保険のお金など書き出してみてください。

そして、それを仕分けします。

お金を仕分けるには、短期で使うお金か長期で使うお金かに分けて考えてみましょう。
短期で使うお金とは、緊急時の資金と2~3年後に使うお金は、預貯金で確保しておいてください。

5年以上使う予定のない資金は資産形成に回しましょう。

その際に、お金を置いておく口座をよく考えてくださいね。

短期で使うお金は、銀行や郵便局が良いです。

5年以上使う予定のない資金の置き場所は、よく考えてください。

銀行でも投資信託は、購入できますがネットの取引が使いにくいケースが多いです。

資産運用は、損切する時など「取引のスピード」が求められますのでネットの取引がスムーズな事が必須です。

また、資産運用するためには、金融商品が幅広いことも求められます。

最低でも、株・債券・投資信託が購入できる金融機関を選んでくださいね。

また、あなたがご結婚されているのであれば是非、パートナーの方と一緒に考えてみて下さい。

■ご夫婦の会話が増えたキッカケとは?

ちなみに先日、お客様から嬉しいご報告をいただきました。

毎月資産表を付けるようになってご主人にも、資産表を見せたのだそうです。

資産表を公開したのをキッカケにご夫婦での会話が増えたそうです。

お金の話をするということは、将来のお金の使い方を考えることになります。

生きていくのには、お金が必要ですしお金の使い方は、どんな人生を歩みたいのかを決めることです。

夫婦でお金の話をするということはこれからの人生をどう生きたいか?
それに繋がっているのです。

なので連続講座では、お金の計画を立て方も教えています。

投資をするのでしたら「目的」がないとリスクを取り過ぎてしまったり
利益確定のタイミングを逸してしまったりしてしまいます。

投資信託の積立や株式投資を教えても売却のタイミングは、ご自身が決めるものです。

人は、利益に対して確実に手に入れることを優先する傾向があります。

良い銘柄を購入できたとしても早めに売却してしまっては、大きな利益を享受することは、できません。

例えば、ある株を購入して数日で20%上昇したとします。

今売れば数万円の利益が出ます。

その株は、長期的にも業績が伸びると思っているので継続保有することにしました。

ところが、その後株価が下がり続けて買った価格と同じになってしまいました。

これがトラウマになって、再び20%の利益がでたところで売却してしまうのです。

ですがその株は、その後も上がり続け2倍以上になりました。

投資をする「目的」が明確でしたらまだ保有を続けられるのです。

株式投資で利益を出すためには「損は小さく利益は大きく」することが大事です。

そのためにも、お金の計画を立て、目的を明確にし、十分に利益がのるまで、我慢することも大切です。

投資を教えると、もっと若い時からやれば良かったと言う方も多いのですが気が付いた時からでも、十分間に合います。

その気づいた瞬間から投資での「縁」と「運」が生まれていきます。

■努力以外は「縁」と「運」で支えられる?

先日、作詞家でプロデューサーの秋元康さんの講演を聞きました。

もう何年も講演をしていなかったということで、とても貴重な体験でした。

簡単に秋元さんの略歴を紹介します。

高校生時代に、ラジオ放送を聞いていて自分にもできそうと思い放送の台本を書いて放送局に送ったそうです。

それが、面白かったので、放送局に呼ばれて高校生ながら放送作家の道を歩み始めます。

山口百恵さんとも同世代で、彼女のラジオ番組も手掛けたと話されていました。

そして1980年代に入ると、作詞家として頭角を現し始めます。

美空ひばりさんの「川の流れのように」を作詞しました。

アイドルの作詞を担当していたイメージが強いので、美空ひばりさんの作詞をしていたのは少し意外でした。

作詞家としての秋元さんは、若い世代の恋愛観が多いですよね。

以前は、女子大で講演することが多かったそうでその時の定番の話を披露してくださいました。

「運命の人との出会いは3回の軌跡がある」

どういうことかと言うと、あの人いいなぁ~、と思っていて
偶然3回くらいの出会いがあれば、その人に「縁」があるっていうこと。

逆を言えば、3回の軌跡がない方とは縁がないということです。

人生で努力するのは、当たり前でそれ以外は、「運」と「縁」で支えられていると話されていました。

多くのアイドルを見てきて秋元さんから見ると「あと1ミリ」頑張れば!

と、思っている方が、長い努力に耐えられず諦めてしまうのだと言うのです。

あと1ミリ先の世界が見えていれば。

あと1ミリを我慢できるかどうか。

この話を伺った時に、投資も同じだなぁ、と、思ったのです。

あと1円値が下がったら。
あと1円値が上昇したら。

株式投資でしたら、100株単位の取引なので1円違ったら100円値段が違ってしまうのです。

1円を大切にできないと、1円に泣かされるのが株式投資なんです。

秋元さんは、「運」と「縁」は。作るものではなくできているものとも話されていました。

投資でも、縁がなかったと思ったら、早く方向転換することが大事と改めて感じました。

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