投資のヒント

人はマイナスのストレスに弱い?平常心を保つには使えるお金を残す!

こんにちは、川畑です。

「知識もないのに投資をしたら、お金を減らしてしまう……」
と、考える人もいれば「倍々で増えていく」と、考える人もいます。

私は投資とは、必ずお金を増やすことだと考えています。

投資は、お金を減らしてしまうのか?


ただし、すぐに倍々で増えるのではなく時間をかけて大きく増やすイメージです。

株価は、上下を繰り返しながら長期的にみると右肩上がりに上がっていくからです。

倍々で増えるのは、投資ではなく「投機」といって儲かることもあるし、損をすることもある手法です。

先に挙げた2つの考え方は「投機」をイメージしているのです。

なので、投資で失敗することがあるとしたら「含み損」がでている時に売却してしまうことです。

含み損とは、実際の損失できはなく時価が購入時よりも減っている状態のことです。

「含み損」がある時に、売却してしまうと「損を確定する」ということになります。

これだけは避けてくださいね。

購入方法は、一定額を定期的に購入する積立がおススメです。

相場は、必ず上がり続けていいるわけではありません。

景気が後退してきたら、株価は下がります。

ところが積立投資の場合は、株価が下がっていく時に購入すると、最もリターンが高くなります。

相場を読むには、勉強と経験が必要です。

投資は、車の運転と同じです。

車の乗車時間が短い初心者は、上手な運転ができないように、
相場を読むにも、経験を長く積む必要があります。

積立投資は経験がなくても、含み損の確定をしなければ利益が得られる方法なのです。

人間はマイナスのストレスに弱い?


私達人間は、同じ金額であれば、利益がでている時の喜びよりも

損失のストレスの方がかなり大きいと行動経済学の研究で明らかになっています。

つまり1万円増えた喜びよりも、1万円マイナスになるとストレスを抱えてしまうのです。

ですが、投資をするには、このマイナスのストレスと上手に付き合うしかありません。

私も本格的に投資を始めた頃にリーマンショックが起こりました。

資産を分散していても、すべての資産がマイナスなのが続きました。

積立していた投資信託のほぼ全てがプラスになるのに4、5年はかかったと思います。

私がマイナスのストレスを抱えても続けられたのは、安く買えるチャンスと信じていたからです。

ちなみに、金融機関で勧められて一括で購入した投資信託は、元に戻るのに10年もかかりました。

投資でお金を増やすには「安く買って高く売る」これしかありません。

つまりマイナスになる時にもコツコツ買い続けることが大事なのです。

マイナスになると、ポートフォリオが悪かったのか?

選んだ投資信託が良くなかったのか?と、気になる方が多いのですが
マイナスになっている時に、売却するのは、最も悪い手です。

ポートフォリオが悪いというのは、リターンを重視するあまりリスクを取り過ぎていたのです。

選んだ投資信託が悪かったというのも同じくリスクを取り過ぎていたのです。

リスクを取り過ぎていたとしてもマイナス時に売却してしまったら「損」を確定してしまいます。

それだけは、避けてくださいね。

また、マイナスになったからとクヨクヨするのも良くありません。

ご自身のリスク容認度が確認できた良いチャンスだったのです。

今後は、リスク容認度に合わせて資産配分や投資信託を選びましょう。

マイナスでも平常心を保つために


何度か書いていますが、私たち人間は、資産がブラスの時よりも、マイナスになって損をしている時の方が、とても気になります。

特にここ最近は、資産を分散していても、すべての資産がマイナスになっています。

このような状態は、リーマンショックの時にも見られました。

リーマンショックの時も安全資産と言われている債券や金までが売られて、マイナスになりました。

コロナショックでも同じことが起こっています。

株価が暴落してしまい、少しでもプラスになっているものを売却して「現金」を手元に残したい。

そんな心理が働き、すべてがマイナスになっているのです。

各国の中央銀行が金融緩和の政策を発表しても焼け石に水の状態です。

ただし、このような現象は一時的なので慌てないでくださいね。

平常心が大切です。

こんな時でも、平常心でいられるコツを伝授しますね。

手順は、簡単です。

とてもリラックスできた体験を思い出してくださいね。

旅行した時の気持ちでも良いですし、好きな人と、はじめて手をつないだ時のこと、小さかった子どもが胸に飛び込んできてくれてた時などでも良いですね。

飼っているペットが膝の上で寝ている時の感覚でも良いでしょう。

その時を思い出して、見ていた光景や聞いていた音、その時の肌触りなど、体の感覚を感じてくださいね。

そして、深く感じられる状態になったら、あなたの体に何か合図を作ってくださいね。

自分の肩をたたくとか、胸をたたくとか握りこぶしを作るのでも良いです。

そして、体を軽くゆするなどして、その感覚を解放します。

これを何度か繰り返して、体への合図をすると、リラックス体験が再現できれば、完成です。

不安な気持ちになった時、体に合図してくださいね。

これは、スポーツ選手なども、よくやっています。

使いたい時に使えるお金になっている?


私は投資を家計に取り入れていますが「お金は使うためにある」ということを心がけて投資をしています。

株式投資は、リターンが高くやらないのも、もったいないのですが
株ばかりに資産を集中させるのはおススメできません。

なぜなら、株式投資は「使えるお金」になる時期を選べないからです。

病気で入院して30万円くらい必要になっても購入時よりもマイナスだったら売却できません。

大きく増やすことができますが、使いたい時に使えないのです。

ですが、投資信託は違います。

一定額を定期的に購入して資産を分散して何年か経過したら
いずれかの資産はプラスなので使うことができるのです。

もちろん、大きな経済ショック、リーマンショックやコロナショックの時は、
すべての資産がマイナスになることはあります。

それでも、分散していれば、いずれかの資産は、ブラスになります。

私も子どもの教育費として本格的に、投資信託の積立をはじめたのは、リーマンショック後でした。

最初の数年間は、マイナスが続きましたが、その後は、子どもの進学塾の費用を引き出して使うことができました。

当時の日経平均株価は、8,780円くらいでした。

ですが、資産を分散していたので、国内株以外のプラスになっている投資信託を一部解約して、
塾費用に引き出すことができたのです。

受験のために予備校に行っています。

その費用も、積立していた投資信託を売却してあてています。

投資信託の積立は、大きく増えるものではありませんので少し退屈かもしれません。

ですが、一部解約して使うこともでき「使えるお金」になっているのはとても安心です。

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