こんにちは、川畑です。
人気ランキングの上位の投資信託を購入して、なかなかお金が増えない経験をされた方はいないでしょうか?
人気がでているということは、順調に利益がでていること。
利益が出ていることで、さらにウワサになって、購入する人が増えていきます。
人気ランキングで投信を買ってはいけない理由とは?
ここで少し考えて欲しいのですが利益がでているということは、今が「高値」ということのなのです。
つまり、人気ランキングを見て購入するということは、すでに「高値」になっている投資信託を購入することなのです。
高値で買ってしまい、その後少しだけ上がって下落してしまったら?
含み損のマイナス幅が大きくて怖くなり損を確定してしまうのです。
過去にそういった例は、たくさんあります。
例えばオリンピックです。
北京オリンピックの時には、中国株の投資信託がたくさん売れましたし、
オリンピック開催前のブラジル株の投資信託も大人気でした。
人気がではじめた時に購入してしまい高値掴みしてしまった方は大勢います。
私も保有銘柄のご相談をよく受けました。
投資で利益を出すのには「安いところで買って、高いところで売る」
これしかないのですが、逆の行動をする方が非常に多いのです。
人気ランキングで選ぶのは、高値掴みになっている可能性が高いのです。
皆が買っている銘柄は、もう遅いと考えて疑うクセをつけてくださいね。
投資信託って、もっと怖い物かと思っていました
先日、お客様からこんな声をいただきました。
「投資信託って、もっと怖い物かと思っていました」
投資信託は、怖いものでもありませんし損をするものではありません。
ただし、次の3つのことをしてしまうと損をしてしまうケースがあります。
投資信託で大きく損を出してしまう方のパターンは大抵決まっています。
この3パターンです。
①同じ資産に分類される投資信託ばかりを買ってしまう。
②100万円単位で一括購入してしまう。
③現在のリターンが良い投資信託を選んでしまう。
私もこのパターンで失敗しました。
金融機関の窓口で勧められた投資信託を購入した時です。
この3パターンは、人に勧めやすいのです。
①のパターン。
「前回購入した投資信託、分配金も毎月でて良かったですよね?
同じような、分配金がでるタイプ他にもあるのですが、いかがですか」
ちょうど購入した時に高値になっていれば分配金もたくさん出るので良い投資信託と思ってしまうワケです。
②のパターン。
「定期預金が100万円ほどありますよね?
定期だと0.01%ですから、まとまった金額があるのでしたら運用した方が良いですよ」
確かに0.01%では、少しも増えませんからその通りだと思ってしまいます。
この時に積立買付という方法があることを教えてくれることはありません。
③のパターン。
「いまオススメは、コレです!先月と比べて20%も伸びていますよ。すごくないですか?」
今、リターンが伸びているということは「高値」ということです。
でも、そんなふうに勧められるとついつい、購入してしまうのではないでしょうか?
人に勧められても、その場で買わずにご自身でも調べてから、購入してくださいね。
投資信託が増えるのは珍しいこと? 銀行員が驚いた!
『投資信託って、もっと怖い物かと思っていました』に、お問い合わせをいただきました。
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先日、2箇所の銀行でどちらも投資信託で儲けた話なんて聞いたことがないと、言われました。
本当のことなんだと納得したものです。
銀行との付き合いで小額しましたが、そのときは増えました。
その話を2銀行の担当のかたに話すと、それは珍しいと驚かれたものです。
勧めてはくれましたが、投資信託には行員も懐疑的のようでした。
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↑これは③のパターンの「現在のリターンが良い投資信託」を勧められても、
まだ、景気の上昇が強くさらに、値上がりしたからだと思います。
ご質問は、さらに続きがあります。
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どれくらいの頻度とか、確率で増えるのでしょうか、現金が。
絶対はないのですが、あまりにもまれなケースだけだと本当に怖く思います。
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人から勧められたものを買うのは、怖いですよ!
銀行は、営業のために販売しているのです。
いままで銀行は、皆さんの預金で国債を買い国債と預金金利の差を利ざやとしてきました。
少ないですが、確実に利ざやを稼いできました。
ところが、マイナス金利で利ザヤが取れなくなってしまったので、投資信託の手数料などで稼ぐしかないのです。
銀行の方も、可哀そうなんです。
どのくらいの頻度とか、確率ではなく、正しく学び、実践したら、投資信託でも必ず増やすことはできます。
投資信託の手数料が高い理由をご存じですか?
投資信託は、手数料が高いと言われていますがどうして、手数料が高いのか、ご存じですか?
投資信託は、投資家の資産を守るために「分別管理」されています。
投資信託を販売する「販売会社」と
資金の運用を考える「運用会社」と
投資家の資産を管理する「管理会社」です。
このいずれかの会社が破綻しても投資家の資産が守られるようになっています。
ひとつの投資信託に係る人がかなり多いのです。
その人達にお給料を支払うのですから手数料がある程度高いのは、当然なのかもしれませんね。
でも、最近はコストの安い投資信託が販売されるようになりました。
新しく発売された投資信託ほど手数料が安くなっている傾向にあります。
後だしジャンケンと同じですね。
先に発売された投資信託よりもコストが安ければ売れるのですから新しい投資信託ほどコストが安いのです。
ただし、コストが安いことだけに注目するのは、少し危険だと感じています。
先ほども述べたように投資家の資産を守るために「分別管理」をしているため、
投資信託の運用には経費がかかるのです。
つまり、コストが安い投資信託ほど資金が集まらないと、投資信託の経費がかさみ赤字運営になってしまいます。
赤字では、運用を続けることができませんので、投資信託の運用が終わってしまいます。
運用が終わってしまうとどうなるのか?
その時の時価で現金化されて投資家に戻されます。
私も何度か経験がありますが、大抵は、投資元本が割れて帰ってくることが多いです。
コストが安いというだけで、飛びついてはいけませんよ!