こんにちは、川畑です。
「投機」って聞いたことありますか?
投機とは、短期的な価格変動から利ザヤを得るものです。
つまり、企業の事業発展に寄与するという投資ではなく価値の創造がない中、誰かが得をすれば誰かが損をするといったように
参加者全員の利益の「合計がゼロ」つまり英語でゼロサムとなることを言います。
「投機」と「投資」は異なります。
株式投資で儲けるのはズルイこと?
そもそも企業が株式を公開する目的は、さらなる発展をするのに必要な資金を集めるためです。
投資家が優良企業を見つけて、長期投資で支援するということは、
経済成長の一翼を担っているということです。
また、投資した会社の株価が上昇することはその会社の企業活動が世の中で評価され企業価値が高まった結果です。
これは、投資した資金が、投資先で有効に活用されたことですね。
私がやっている株式投資の手法は、この投下した資金を有効に使えているか・どうかを見ています。投資した企業がその資金を使って行った
企業活動が社会を豊かにすることで企業価値が高まって、株価の値上がり益や配当金というカタチで、投資家に還元されるのです。
株式投資をするということは、社会貢献にもつながることなのです。
その点を考えると、株式投資で儲けるのはズルイことは、何もないのです。
労働で得た対価と、自分のお金を使って社会貢献してくれる企業の利益の
両方からのお金の流れをつくることはとっても素敵なことなのです!
投資の直観力を上げるには?
投資をする上で必ず迫られるのが「決断」です。
投資とは、「安く買って高く売る」ことで、その差益が儲けになります。
今が安値なのか?今が高値なのか?
この決断をするわけです。
決断をするときに使うのが「直観」です。
直観は天賦の才と思っている人が多いですが理論的な思考や意識的な観察を介さず無意識に意思決定や判断が行われることです。
過去に蓄積してきた経験や学習のデータベースから無意識かつ高速で引き出される答えなので知識を積み重ねることが大事になります。
なので、学習もせずに直観という「勘」で勝負してはいけません。
日々のニュースに耳を傾け日経平均やNYダウなどの指数の変化を観察してデータベースを増やすことが大事です。
まだ投資経験が少なくて直観が働かない場合はルールを作って、愚直にそれに従うしかありません。
いずれにしても、投資をするなら「決断」をしなくてはなりません。
私は、初心者には、分かりやすいルールをお伝えしています。
そのルールになった時にルール通りに実行したらよいのですがそれが「不安」だという方が、実に多いです。
投資において「不安感」は、危険察知能力なので必要な感覚です。
ですが、不安感が必要以上にありすぎるのはとても危険です。
直観も働かなくなり、ルールも信じられなくなってしまいます。
不安は、あっても良いのですが楽観もなくては、ならないものなのです。
つまり心のバランスが必要なのです。
フラットな状態でいないと冷静な判断はできません。
直観が働いても「行動」できなかったら無いものと同じです。
投資シナリオを考えておきましょう
私たちは人間は、保有している資産が上がっていく時よりも
マイナスになって損失を抱える方がとても気になる傾向があります。
マスコミのニュースを見ても同じですね。
お祝いのニュースもありますがネガティブなニュースの方が視聴率がとれるので
悲観的なニュースほど、多く報道されます。
連日、新型コロナウィルスの情報が報道されるのは、悲観的ニュースだからです。
そこを割り引いて、報道を見るようにしてくださいね。
冷静に考えるということです。
そして、今後の投資方針も2パターンくらい考えておくと良いですね。
悪い方向に向くシナリオと、良い方向に向くシナリオです。
まず、悪い方向へ向くシナリオの場合は現金の比率を高くすることです。
預貯金は、増えないですが元本保証なので減ることはありません。
新型コロナウィルスがキッカケで景気後退が進むと考えるのでしたら預貯金の比率を高めておくことです。
良い方向に向くシナリオでは、ウィルスが収束して株価が戻ると考えます。
その場合は、株式の保有比率もある程度保有していることです。
どちらを多めに採用するのかはあなた自身が決めないといけませんが、余裕資金が少ない方は、悲観シナリオを選ぶことをお勧めします。
どちらのシナリオを選ぶにしても
今、家計にある資産がどのくらいなのか?
近い将来に使う資金は、いくらくらいなのか?
収入からどのくらい、支出に使っているのか?
これを把握しておくことです。
投資をする上で致命的に不利なこととは?
携帯電話と言えば、ほとんどスマホの時代です。
電話だけでなく10年前では、少しかんがえられないくらい進歩をしているモノが多いです。
短期間にいろいろなモノが進化しているとその新しいツールに「乗り遅れて」しまう方も存在します。
モノだけではなく金融の世界も大きく変わっています。
以前は、株も投資信託も窓口で売買していました。
ネット証券会社が誕生してから手数料が格段に低くなり窓口で購入する方は、ほとんどいません。
投資をするには、最低限のパソコンやスマホの操作は必要になります。
スマホやパソコンが使えないのは投資をする上で致命的に不利になってしまいます。
新しいツールに「乗り遅れた」からといって生活に困らない、昔は良かったなどとボヤいても
周囲が変化に順応していき、当たり前になった時「乗り遅れて」しまうと
社会生活をしていく上でとても不便になってしまいます。
証券会社の窓口の手数料も昔に比べて安くなりましたが最低でも3000円ほどかかります。
ネット証券では、無料から300円程度です。
10倍もお金を支払って購入するのは不自然だと思いませんか?
「乗り遅れでけっこう!」と割り切って一切投資に参加しないと決めてしまうのは、とてもリスクがあることだと感じます。
預貯金では、資産は目減りしてしまいます。
預貯金の金利は、物価上昇よりも低いからです。
また、パソコンやスマホの使い方を有料で習ったとしても思っている以上に安いです。
1時間1000円くらいで教えてくれるところも多くあります。
生活の上でも、投資でも、世の中の急速な進化に順応性をもって対応していくことで、
より便利になり、色々と幅が広がっていくはずです。
年々大変にはなっていきますがこうした流れだけには、ついていけるようにしていたいですね。