こんにち、川畑です。
以前、学術的なアプローチから見た「スピリチャアリティ」の基調講演に参加しました。
東大名誉教授の講演もあり、とても勉強になりました。
・・・でも、なんでお金の専門家の川畑さんがスピリチャリティ?
と、思う方も多いと思いますが投資を突き詰めて考えていくとスピリチャルな世界になってしまうと感じているからです。
投資の勉強は、答えがありません。
投資で一番大事なのは「冷静心」でいられること?
10になったら買うとか、100になったら売るなど明確な基準はありません。
拙書「9マス分散式ではじめる積立投資信託」で景気の循環の話を書いていますが、景気の循環も、現在がどこなのか誰も正確には、わかりません。
数年経って、過去を振り返ってみて「あの時がピークだったんだ」と、やっと分かるものなのです。
ただ、長年投資をしてきて感じるのは「欲をかくと失敗する」
これだけは、事実なのです。
仏教的に言うと「煩悩」で行動してしまうと上手くいかないのです。
基調講演では、心の医療としての話が多かったのですが、京大の教授のお話は、投資に通じるものがありました。
とても難しい話なので、要約すると誤解が生じることがあるのを前提に書きますが
投資ができるようになるまでは、勉強が必要なのですが達人・名人になるには、スピリチャリティが必要だということです。
私は、講義を聞いていて「相場観」が持てるようになることが、スピリチャリティだと感じました。
投資の勉強は必要で、ある程度学んだら「肌感覚」も作用するということです。
投資の達人は過去の知識の中から今の相場が、あの時のあれに似ていると「冷静」に引っ張ってこれる人なのだと思います。
カンで投資すると下がった時にパニックに?!
私は投資を家計に取り入れることで子どもの夢を叶えてあげることができましたし
自分達の老後資金も順調に増えています。
預貯金などの元本保証の安全資産では「増やす」ことは、残念ながらできないのです。
なぜなら、物価の上昇よりも預貯金の金利の方が低いからです。
なので、家計に投資を取り入れることは必須だと考えています。
ただし、投資について誤解が多いことが残念でたまらないのです。
投資をすれば、必ずお金が増えるものでありません。
きちんと理解して臨めば失敗してお金を減らすこともありません。
正しい知識を持って、時間をかけることで確実に増やすことが投資なのです。
投資で損をしてしまうのは、その過程の中で怖くなって「損を確定」してしまうからなのです。
上がったモノは、必ず下がるし
下がったモノは、必ず上がるのですが、
そのサイクルを知ることが重要なのです。
ところが、投資となると身構えてしまって自分で投資商品を選ぶことを放棄してしまう方や専門家に依存してしまう方がとても多いのです。
依存してしまうと、マイナスになった時にパニックになってしまいます。
また、自分で金融商品を選べないと見直すこともできません。
おススメ銘柄を安易に購入してしまうのはカンで買うのと同じことです。
投資や運用といったことにアレルギーがある?
投資を家計に取り入れるには、最低限、年間の収支を把握していること、預貯金がどのくらいあるのか調べることは必須です。
なぜなら、投資に回した資金が使えるようになるには、10年くらいの月日が必要だからです。
しばらく使えないのですから、万が一の時や冠婚葬祭などの費用は、予め確保しておく必要があります。
なので、預金残高も調べすに投資を始めると
・もっと投資に資金を回せる
・そんなに投資に資金を回したらいけない
ことが、わからなくなってしまいます。
さらに、子どもの教育費や老後資金にどのくらいお金が必要なのか試算をしてみれば、預貯金だけでは、間に合わないことが理解できるはずです。
私の投資方針は「損をしない」が最重要です。
投資を始めるにあたって、パートナーに相談すると「投資や運用といったことにアレルギーがあるようで、なかなか資産運用には乗り気ではありません。」
という、答えが返ってくることもあります。
その考えを覆すには、今後、どのくらい教育費がかかって年金の不足額がどのくらいなのかシミュレーションするしかありません。
その上で、「投資=大きく増やす」という誤解を解いて欲しいのです。
大きく増える投資は、大きく減らすリスクもあります。
私が教えているのは、大きく増えないけれど必ず増やす方法です。
投資の初心者ほど、リスクに鈍感です。
株式投資は、大きく増やせますが、大きく減らすことも十分にあります。
減らさないためには
・損をすることがないか徹底的に調べる
・決めたルールを必ず守る
・欲張らない
簡単なようですが、ナカナカこれを守るのが大変なのです。
大きく増やすよりも「損をしない」根拠を調べるのに時間を費やしてくださいね。
投資における先入観がありませんか?
投資と聞いただけで「リスクが高い」「難しい」という先入観を持つ人は多いです。
確かに「金融の用語」は難しいです。
ですが言葉は難しいかもしれませんが、原理・原則は、簡単なのです。
「安い時に買って、高い時に売る」
たったこれだけなんです。
安い時と高い時がわからなければ一括で購入するのではなく、
毎月少額を積立することで、高値ずかみを防ぐことができます。
そして大事なことは、どんな投資信託なのか「調べて」購入すること。
お買物をするのにも、お野菜を見比べたりお魚の鮮度を見たりしますよね。
それは、子どもの頃からお使いのお手伝いをしたり何度もお買物をすることで、コツを覚えていきます。
投資も全く同じなんです。
目論見書を見るコツや運用報告書で必ず見るべきポイント、などなどお買物と同じくコツがあるのです。
まあ、少し面倒くさいのですが損をするくらいでしたら、面倒なコトした方が良いでしょう?
たったそれだけなんです。
気を付けることは、価格が一定でないので数値で白黒がつかないこと。
比較をすることが必要なのです。
でも、毎日お買い物をしているのでしたら比較検討するのは、上手なはず。
お野菜や魚の鮮度を見るのと同じことです。