こんにちは、川畑です。
私も法人を経営していますので経営者の集まりに行くことも多いです。
多くは、私と同じく1人社長の中小企業の社長さんが多いです。
ただ、そのような中小企業の社長だと決算書を読める方が少ないです。
経営の視点から考える株式投資とは?
損益計算書の本当に簡単な部分を話しても難しい顔をされてしまいます。
納税の義務がありますから損益計算書は、毎年作っているはずです。
でも、税理士さんに丸投げで、見てもいないのでしょう。
ところが一転して、上場企業の社長さんは、とても詳しいです。
上場するとIRと言って、投資家にアピールする必要がありますので当然と言えば、当然なのですが。
1人社長でも決算書に目を通さないで利益率を上げることはできません。
私は株式投資をしているので決算書も読めるようになりました。
株式投資をするということは、企業に資本金を出資することですから、
その会社の経営状態を見るのは、当然のことです。
ただその、経営状態の見方がわからないという方も多いです。
もちろん、経営者としてしっかりと数字をとらえることまでは、必要ありません。
株式投資は社会貢献のひとつ?!
「株式投資で植えた利益は、不労所得でしょう?
汗水流して働いた利益のような尊いお金と違いますよね」
と、言われることもあります。
本当にそうでしょうか?
なぜ企業が株式を公開するのかを考えてみましょう。
株式公開とは、自社の発行する株式を自由に譲渡できるようにすることです。
企業は、自社の株式を上場させることで多額の資金を元手に、事業を一段と飛躍させることが可能になります。
個人投資家が、長期投資によって支援するということは、経済成長の一翼を担っていること。
株式投資は、社会貢献のひとつなのです。
預貯金を貯めこむ方が、経済にお金が回りません。
消費とは、違った意味で、お金を循環させることが投資なのです。
他にも、働かずに「不労所得だけ」で生活することに若いうちから憧れる人もいます。
ですが、投資の利益は良くて10~20%です。
大きな元手がなければ働かずに不労所得だけで生活することは不可能なのです。
毎月40万円で生活できるとしたら、4800万円の元手が必要だということです。
老後に不労所得で生活することは可能かもしれませんがそれまでは、元手をしっかり稼ぐ必要があるのです。
「老後のために資産形成をする」イメージを持ってくださいね。
投資は、魔法ではありません。
無尽蔵にお金が湧いてでてくるものでもないのです。
預貯金よりも利回りは良いですがコツコツと複利で増やしていくことです。
そう考えると、尊いお金と変わらないのではないでしょうか?
経済ニュースは材料だと心得る
投資をはじめると、いままで耳に入らなかったニュースが耳に入るようになります。
株価が上昇する良いニュースでしたら良いのですが、
株価が暴落したニュースなどネガティブな報道を聞くと、不安になることもあると思います。
投資をはじめたら、経済ニュースに敏感になるのは良いのですが「一喜一憂」しては、いけないのです。
情報を集めるのは、なぜ株価が動くのか勉強するためであって、
自分の資産の含み損を心配してはいけません。
特に長期投資の場合は、売買を頻繁にするものではありません。
やったとしても1年に1回くらいの売買です。
経済ニュースを聞くのは、先を予測するのに活用してくださいね。
自分の資産に一喜一憂しても、なるようにしかなりません。
投資の世界では、上がったものは、必ずいつか下がりますし下がったものは、必ずいつか上がるのです。
やる事は、たった1つ。
上がった時に利益確定売りをすること。
後はゆったり構えて、方向性が見えたらその売却したお金で今安くなっている資産を買えばいいだけです。
個人投資家が失敗するのは、一喜一憂してしまった時です。
長期投資をするのでしたら、短期の価格の上下は気にせずゆったり構えることです。
そして、最も悲観的にニュースが流れるころが「最適な買い時」なんです。
お給料が上がらない理由をご存じですか?
以前にNY在住の方とお話しする機会があり、その時話題になったのは日本とアメリカでは「物価」が違うということでした。
アメリカだけでなく、海外の先進国に行くと日本よりモノやサービスの値段が高いと感じませんか?
物価が安いのは、生活しやすいですが、それでは、お給料も上がりません。
モノが安いと言っても、原材料を安くするのは限界があります。
そうなると、人件費を安くするしかありません。
なので、お給料が上がらないのです。
では、逆にモノの値段が上がったら、どうなると思いますか?
モノやサービスの値段が上がればあなたのお給料も上がる可能性が高いです。
物価が上がると、なぜお給料が上がるのか?
それは、物価が上がって生活費がかさむので今までのお給料では生活できず辞めていく人が後を絶たなくなります。
もしくは、新しく入社する人がいなくなります。
だって初任給で、生活できなかったら誰もそんな会社に就職しません。
ブラック企業と化して従業員をコキ使ったとしても、
次々に人が辞めて、新しく人も入らなければ、やがてその会社は倒産してしまいます。
そんな会社でも、作っている製品が素晴らしいので、
「倒産させてしまうのは、もったいない、私がお金を出資しましょう!」
と、言う投資家が現れれば、そのお金で、いままでよりも高額な給料が支給できます。
投資をするということは、社会貢献なのです。
貯金として、現金を貯め込むよりも投資をしたらあなたのお金で救える会社員がいるのです。
政治家の働き方改革よりもずっと、簡単に日本企業を救えるのです。
〇年後あなたは、どこで何をしていますか?
・どうしても夢を実現したいとき
・理想の自分に近付きたいとき
などは、将来を予測して計画するのは有効です。
ただ、計画を立ててくださいと言うと立てられない人が多いです。
理想の将来を想像できないなんて実にもったいないことです。
例えば、ぼんやりとお金持ちになりたいと思って行動するよりも
1億円貯めると思って行動する方が目標が明確なため、どんな行動をしたらいいのかがイメージしやすいと思いませんか?
難しいことでは、ありません。
〇〇年後の自分が、どんな所に住んで誰と暮らしているのか。
どんな食事をしているのか。
どんな洋服を着ているのか。
そのように考えていくとワクワクしますよね!
私が独立起業した時に、ステキなドレスを着て、セミナーをしたいとイメージしていました。
それば現在叶っている夢です。
お金の計画も同じです。
理想の暮らしをするには、年収がいくらで貯蓄がいくら必要なのか、おのずと見えてきます。
叶えたい夢がなかったら何も叶わないのです。
まず「夢」を明確にしてくださいね。