インタビュー:木下路世 さん 58歳
埼玉県在住、この春に4人の子育てから卒業。川畑メソッドを学んだおかげで、お金のブロックや抑えつけていた心から解放され、年に3回は京都旅行に行くなど人生を謳歌している。現在は、学生時代からやりたかったFP(ファイナンシャルプランナー)の仕事で独立を目指して奮闘中。
―――投資を始めたのはいつ頃からですか?
木下:初めて株を買ったのが中学生の頃でした。お小遣いが欲しくて。
ある時、父から「株をやると、配当というのがもらえてお小遣いになるんだよ」と教えてもらったことがきっかけでした。手続きは父に手伝ってもらい、所持金の範囲で買えた「日本鋼管」の株式を購入して高校時代に売却したのですが、5万円弱プラスになったのを覚えています。
―――では、投資自体は身近だったんですね!
木下:そうかもしれないですね。でもその後はしばらく取引しないままで、結婚出産後に再開しました。
独学でしたが自分なりのルールがあって、目を付けた株は3ヶ月から1年近く株価の推移を見てから、底値を狙って買うようにしていました。
当時はインターネットで調べる手段も無く、四季報や新聞で株主優待や配当、過去のチャートを見て買いたい株のリストを作り、常時3〜4銘柄を保有していました。
―――当時はどのように取引をされていたんですか?
木下:はい、店舗に行ったり電話で取引していました。
4人の子育てで外に働きに出られず、ずっと在宅で校正の仕事をしていたので、インターネットとはあまり縁がない生活をしていましたから。
ある時、入力の仕事が入ってきたタイミングでパソコンを使い始め、そこからインターネットで情報を拾うようになりました。川畑先生の講座を見つけたのもインターネットの広告でした。
自分と同じ主婦という立場の女性が、6年で2,000万円も貯められたなんて!自分の投資とは何が違うのか、とても興味が湧きました。
―――川畑先生の講座を受講しようと思ったのはなぜですか?
木下:特に投資を学びたいと考えていたわけではなかったのですが、ネットでたまたま出ていた広告が目に入ったんです。川畑先生のエピソードで、主婦が6年で2,000万円を貯めたという内容に興味を持ちました。
自分と同じ主婦が、たった6年でそんなに大金をどうやって手に入れたのか知りたくなりました。
―――不思議に思いますよね!
木下:自分のやってきた株式投資ではそんなに増えたこともないし、想像もつかなかったですね。
自分の6年後は子供たちが社会人になっている頃で、自分にも自由な時間ができるので、自由に使えるお金がたくさんあるといいなーと思いました。
それから先生のLINEに登録してみたのですが、質問をするときちんと答えてくれたので、「こんな風に人から教わるのもいいな」と思って受講を決めました。
―――どのように学ばれたのですか?
木下:2018年から「全世界投資」の動画講座(3ヶ月)→9マス分散式メソッド講座(6ヶ月×2回)→FP養成講座(6ヶ月)と進みました。
9マス分散式メソッド講座は、2回目は次に学ばれる方のサポートという形で受講させていただいたのですが、再受講ができて理解も深まりました。
―――どんどん学びを進められたんですね!
木下:実は、初めから最後まで学ぼう!と決めていたわけではなかったんですよ。
ところが、講座受講期間中に先生がFPを育てたいと考えていることを聞いて、そこで「将来FPの仕事をしてみたい!」という気持ちが芽生えました。
もともと、大学に入った時にFPはやってみたい職業だったんです。
当時はまだFPという仕事自体ができたばかりで仕事内容も学ぶ方法も不明確だったので、テキストも買わずに終わってしまいました。でも、やりたい気持ちはどこかに残っていたんだと思います。
そして、先生のところでFP講座まで受講しました。
川畑先生に学ぶことで、お金に対する考え方が大きく変わりました。そして、やりたいことは我慢しない!!性格まで変わりました。
―――先生のところで学び始めていかがでしたか?変わりましたか?
木下:お金に対する考え方も変わりましたし、自分自身も大きく変わりました!!
お金のブロックが外れることで、その他の自分を抑えつけていたことからも解放されて、人生を楽しめるようになったんです。
―――お金のブロックとはどのようなものでしたか?
木下:自分の母親の影響で、「お金は貯めなければいけない」「貯めたら身近に置いておかなければいけない」という脅迫観念を持っていました。
他にも、自分がお金を持っていないとだめ、こっそり持っていると使われちゃう、お金は気軽に使えない、などガチガチでした。
そしてずっと、タンス預金を手放せなかったんです。
お金だけではなく様々な欲求にも「自分が我慢しなくてはいけない」と思っていたので、いろいろな行動にブロックをかけていたと思います。
―――川畑メソッドを学んで、ずっと手放せなかったタンス預金を崩せたんですね?
木下:初めはすごく勇気が必要でした。
9マス分散式メソッド講座では、お金のブロックを外す心理学も学び、先生からアドバイスもいただいて背中を押していただきました。
また、その時期に偶然見たYouTubeもシンクロして、自分の考え方に大きく影響を与えたんです。
YouTubeでは、手元にお金があるということは雨どいに落ち葉が詰まっているのと同じ。降った雨が外に出ないと家の中が大変なことになる、という話でした。
自分のタンス預金が詰まる原因で、これを取らないと入ってこない。パイプをきれいにして流れるようにしておくことが大切だと腑に落ちたので、少しずつタンス預金も崩すことができたんだと思います。
―――お金の使い方に対する考え方が変わったんですね。
木下:タンス預金を動かして本格的に投資も始め、「お金は増えたら貯めておく」から、「お金が増えたら何かやればいいじゃない」という感覚になりました。
そして、自分も自由に”はっちゃけ”ました(笑)
それまでは、自分の思いを溜め込みすぎて何をやりたいかも分からなくなっていたのですが、我慢する必要ない、やりたいことをやっていい、好きなことをやればいい、という考えに変わりました。
長女が京都に旅行に行きたいと言い出したことをきっかけに、今では年に3回も京都旅行をするまでになりました!
川畑メソッドを学び、投資方法も一変!銘柄選びに迷うことも、世界情勢の変化に一喜一憂することもありません。
―――投資方法について、独学でやられていたときとは変わりましたか?
木下:全然変わりました!元々は、投資と言っても現物株しか保有していなかったので、投資信託とは何かも分かっていなかったですし、それで利益が出るとも思っていなかったんです。
それが現在は、投資信託などで分散して投資する方法を学んだことや先生のアドバイスを元に、様々な種類の投資信託、国内株、米国株(現物)、iDeCoなどで運用しています。
ある時、保有した投資信託が全て黒字になったときには驚きました。
―――分散して投資されているんですね。
木下:そうですね、国内、先進国、新興国(地域)、株式、債券、不動産などに分散しています。
現在保有しているのは9銘柄です。
投資信託は6,000種類もあって、毎日2本ずつ生まれて2本ずつなくなっているそうなんです。
それだけ多くあるのだから、知らずにやると損するし、自分で正しく選べるようになる必要があると思いますよね。
―――銘柄選びは迷わないですか?
木下:講座でおすすめ銘柄とその理由(リターン、運用年数、手数料)やデータの見方などを教えていただいたので、自分でも判断できるようになりました。
5銘柄ずつ比較して絞り、さらに検討して絞った銘柄を選んだりしています。
―――現物の米国株も保有されているんですね!?
木下:はい。米国株の動向が分かるレポートを取っていて、そこに掲載されているおすすめ銘柄や投資判断などを参考にしながら選んでいます。
こういったことも、先生に学んだことでできるようになりました。
―――実際の運用結果はいかがですか?
木下:iDeCoは年利6~8%(投資信託で積立)で回っていますし、米国株も50万円ぐらいでスタートして80万円ぐらいに増えていて、その他の投資信託や現物株でも利益は出ています。
今は、ウクライナの情勢や証券市場再編成の影響もあって下がってきているのですが、損をするという危機感はないですし、特に不安も感じていないです。
―――マイナスになることなどの不安はありませんか?
木下:先生から教えてもらった投資信託は、すべて黒字になることを経験してきましたし、しっかりと判断した上で分散投資をしているので、不安はないです。
銀行に預けているだけでは、全然増えないですしね!
ファイナンシャルプランナーとして働く修行中。将来は娘のサポートができたら・・・と夢は膨らみます!
―――FP講座はいかがでしたか?
木下:始めはFPの資格取得のための講座かと勘違いしていました。
実際は、FPになった後の働き方や自分の立ち位置を考える講座でした。FPとして何を発信していくのか、どのようなセミナーを開催するのか、FP指導者としてどのように活躍するのかなど。
9マス分散メソッド講座の内容をさらに掘り下げて強化する内容で、頭がパンパンになりましたが、とても勉強になりました。
受講後は、先生のお仕事をお手伝いしながらFPとしての修行をしています。
―――FPのお手伝いをしながら経験を積まれているんですね!
木下:はい、とても貴重な経験をさせていただいています。
先生は「同じFPとして立場はフラットだし、上司と部下もない」と、私の提案に対しても丁寧に考えてくださいますし、とても楽しくやらせていただいています。
先生はとても豊富な知識を持っているし、人間としても素晴らしい方です。
―――今後の目標は?
木下:できれば、FPという仕事を生涯付き合える仕事としていきたいです。今後はFP2級の取得を目指します。
そして、自分と同世代の人たちの力になりたいです。退職金の運用や年金取得までの資金繰りなどに直面する時期なので、お金に困る前に相談に来てもらえる窓口になれたら嬉しいです。
それから、若い人たちにiDeCoを伝えていきたいです。自分たちの老後の資金を自分たちが行う投資で作っていく、って素敵だと思うんです。ぜひ若い人たちに投資を活用してほしいと思っています。
―――若い人たちにも重要な知識ですね。
木下:うちの次女も、私が勉強を始めてからファイナンシャルプランニング技能士3級を取得しました。
そして、さらに別ジャンルの学びも検討しているようなので、独立したら娘のサポートするのもいいなと想像を膨らませています。今から将来が楽しみです!