貧乏な人はなぜ、自転車操業になってしまうのでしょう? クレカの支払いで右から左にお金が流れてしまう人の習慣に、お金持ちになれない大きな違いが隠されています。
「なりたい自分」を今すぐ決める!それがお金持ちへの最短距離だ
■「お金持ち」と「貧乏」の違い
「お金持ち」と「貧乏」の大きな違いは、「そのお金で何をしたいか?」が明確になっているか、いないかにあります。ここが理解できていないと、よくある家計管理を徹底しても「お金持ち」になれません。
通常、家計管理とは、次のような流れです。
①使ったお金を洗い出して
②節約できそうな支出を見つけ
③毎月無理のない金額を貯蓄する
しかし私の家計管理の教え方は、とても独特です。6ヶ月の連続講座で教えているのですが、「お金を使ってでも得たいこと」から、逆算して家計を管理する方法です。その秘訣を語る前に、「貧乏ループ」に陥っている人のパターンを考えてみましょう。
貧乏な人の特徴は「稼いだお金で何がしたい」というのが、明確になっていません。なので支払い期限が迫っているものにお金を使っているのです。
例えば、クレジットカードの支払いが迫っていて、お給料がでたら右から左にクレジットカードの支払いにお金が流れてしまい、残りのお金でカツカツの生活をするしかないのです。そして結局、いままでの我慢のうっぷんが溜まって、それを晴らすのにクレジットカードで、また無駄使いをする。
そんな貧乏ループが永遠に続いてしまうのです。
お金持ちは、お金の使い道が決まっている
では、お金持ちは、どうなのでしょうか?お金持ちは、お金を使う目的がハッキリしています。自分や家族がどうなったら、幸せなのか近い将来の姿が見えています。
例えば、今年の家族旅行は、どこに行くのか?子どもやパートナーの誕生日は、どのように過ごしたいのか?自分や家族のための予算を確保して、それ以外は、質素に暮らしています。
『お金の使い方』が上手なのです。
さらに、収入が少ない・今の仕事でやりがいがないと、考えているのでしたら働き方を変えるためにお金を使います。資格試験を受けてスキルアップすることで今の職場の賃金を上げたり、独立起業するためにコツコツお金を貯めたり、ということです。
つまり、自分や家族がどうなったら幸せなのか、近い将来の姿が見えていること。そして、それに向かってお金の計画ができている人が、「お金持ち」なのです。
お金は『使い方』が大事なんです。貧乏ループから抜け出すには、まずお金の行き先を決めてくださいね。
貧乏ループは、収入が高い人にもあります。収入が高くても忙しくて、ストレスを発散するために外食したり、突発的に旅行に行ったりしてしまうのです。
ストレスを発散するにも行き当たりバッタリではなく、ちゃんと計画をして、旅行までの過程を楽しむことができれば、ワクワク感が高まりストレスも軽減できます。
お金持ちになったら何がしたい?
我が家も、よく家族で話をしています。
長女の夢は「小学校の先生」なのですが、教育学部は私立に少ないため、国公立の大学を目指すと話していました。親の自分が言うのもヘンですが、彼女のように目標がハッキリしているのは珍しいことです。
長女とは対照的に、次女はふわふわしています。ところが姉妹の会話を聞いていると、長女が洗脳をするように、次女の将来についてふたりで話しています。
「なりたい自分になる」。なかなか難しい問題ですが、これは考えて考えて、考え抜くしかないですよね。「お金持ちになって、あなたは何をしたいのか?」。これを明確にすることが、お金持ちになる最短の方法です。
長女は、保育園の卒園文集で、考えに考えて「小学校の先生」を選びました。そして、いまだにその夢に向かって歩み続けています。そう考えると、ハードルは低いと思いませんか?なりたい自分になるために、常にアンテナを張っておくことが大事なのです。